−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−








休日のほうが普段よりも早く起きてしまう。 だいたい6:30起床で、そっからネギ(飼ってる犬)の散歩に出かける。
ネギももうかなりの老犬なので足腰がそうとう弱くなっている。 今までなら簡単に飛び越えられた段差でつまづいたり、足をすべらせて溝にハマって泥んこになったり。。。 なんかそういうの見てたら「うおーーーネギーーーー!!」って叫んでガバって抱きしめたくなる。 あと耳も鼻もそうとう悪くなっているらしく、僕がネギの背後からそう〜っと近づいても全然僕の気配に気付かない。 見かねてネギのケツをちょんって足でつつくと、ビク!!って振り返って「お・・お前おったんかい!!」みたいな目で見られる。 なんかそういうのも「うおーーーネギーーーー!!」って言ってガバって抱きしめたくなる。
ネギに同じく、うちのおばあちゃんも年々足腰が弱ってきていて、物忘れも激しくなってきている。 「もう杖が無いとどこにも歩いていけへんねん。。。」って寂しそうに言って、外出するときはもちろんのこと、家の中でも愛用の杖をつかないと歩けない様子。 僕が今「うちのおばあちゃん」を頭の中でイメージしてみると、確かに右手にはしっかりと杖を持っている。
そんなおばあちゃんが先日、近所の病院にいつものように杖をついて歩いて行ったのですが、帰って来た時にはトレードマークでもあるはずの杖を持っていない。


「あれ?おばあちゃん杖どうしたん??」


「あ・・・病院に忘れてきてしもた・・・」 


「家までどうやって帰ってきたん?」


「歩いて帰ってきてん」


って




「杖無くても歩けんのかい!」 











年を取って物忘れが激しくなると「足腰が弱いんで杖をつかないと歩けない」ということすら忘れてしまうらしい。 「うおーーーおばあちゃん!!」ガバーー!!